[Google Cloud Next '25 Las Vegas] 番外編 Next参加のためカナダ経由でラスベガス渡航チャレンジ

 2025.04.10 2025.04.11

ラスベガスのお出迎え

Google Cloud Next '25 Las Vegasとは

Google Cloud Next '25は、2025年4月9日から4月11日の3日間(Partner Summitも含めると4日間)、アメリカ・ラスベガスのMandalay Bayにおいて開催されるGoogleのクラウドサービスに関する世界最大級のイベントです。

私たち日本情報通信株式会社も、Google Cloudに精通した専門家として、技術イノベーションの最新動向を取り入れ、顧客に対するソリューション提供に活かしていくことを目指して参加するのですが、本ブログはその番外編となるカナダ経由でラスベガスへの渡航した際の経験ブログとなります。

今回の番外編のブログを執筆した理由としては、カナダ経由でラスベガスへの渡航とするように決定した際に参考になる文献が見当たらずぶっつけ本番になってしまった部分があったことと、今回のブログがあれば今後カナダ経由でラスベガスを含めたアメリカへの渡航を検討している方の助けになるのではないかと感じたためとなります。

それでは早速、事前準備の内容から進めていきます!

事前準備

今回の渡航では以下の申請が必要になります。

  • ESTA:アメリカの電子渡航認証システム
    • 対象: 日本国籍の方がビザ免除プログラム(VWP)を利用して、観光や短期商用目的で90日以内の滞在をする場合、ESTAの取得が必要です。カナダ経由であっても、アメリカに入国する際には必要となります。
    • 目的: アメリカへの渡航資格を事前に審査するためのものです。
    • 申請方法: 米国国土安全保障省のESTA公式サイトからオンラインで申請します。出発の72時間前までの申請が推奨されています。
    • 有効期間: 通常2年間、またはパスポートの有効期限まで有効です。
  • eTA:カナダの電子渡航認証
    • 対象: 日本国籍の方が空路でカナダに入国する場合、またはカナダの空港で飛行機を乗り継ぐ場合でも、eTAの取得が必要です。(陸路または海路で入国する場合は不要です)
    • 目的: カナダへの渡航資格を事前に確認するためのものです。
    • 申請方法: カナダ政府の公式サイトからオンラインで申請します。通常、申請後すぐに承認されますが、時間に余裕をもって申請することをお勧めします。
    • 有効期間: 最長5年間、またはパスポートの有効期限まで有効です。
  • (オプション)MPC:アメリカの入国審査手続き申請アプリ
    • 対象:ESTAを申請してアメリカへの渡航が2回目以降の人のみがMPCアプリの利用対象者となります。
    • 目的:対象となる空港において、入国審査と税関申告の手続きをモバイルアプリを使って事前に行い、到着後の手続き時間を短縮する。
    • 申請方法:モバイルアプリから実施する。
    • 有効期間:モバイルアプリ上で申請を有効化してから4時間まで有効です。

カナダ経由でアメリカへ渡航するとなった場合、カナダ版ESTAとなるeTAの申請が必要になりです。ESTAと同様にカナダへ入国する際にビザを免除するための仕組みとなり、乗り継ぎであってもカナダの入国審査が入るため取得が義務となっています。eTAの申請は7カナダドルの費用が掛かります。

ちなみに、ESTAやeTAの申請を代理で実施してくれる業者も中にはいますが、どちらの申請もそこまで難しいものではないですし参考となるブログなども存在しているので、ご自身で実施されることをお勧めします。

MPCはESTAをすでに登録している場合は入国審査が簡素化されるので対象者であればやっておくことをお勧めします。カルガリー空港では通常の入国審査のレーンとMPCのレーンが分かれており、かつMPCのレーンは通常の入国審査のレーンよりも優先的に審査されていたので、入国審査にあまり時間をかけたくないような方でESTAを既に登録されている場合はMPCを利用することがお勧めです!

事前準備は他にもパスポートの取得やパッキングなどもありますが、カナダとアメリカへの入国に必要な申請は上記の2つのみとなります。

それでは実際の渡航の写真も交えてカナダ経由でのアメリカへの渡航に進めます!

カナダ経由でアメリカへ渡航

今回のGoogle Cloud Next '25は、2024年4月9日から4月11日の3日間の開催になりますが、4月8日にPartner Summitが開催されております。そして、XIMIXチームはGoogle CloudのPremier PartnerとなるためこのPartner Summitにも参加します。

上記から4月8日までにラスベガスへ到着しなければならないため、以下の日程のフライトのチケットを買いました。航空会社はWestJetというカナダのLCCとなります。

4月7日(月)  WS81便
出発: 18:30  日本/成田国際空港
到着: 12:31  カナダ/カルガリー空港

4月7日(月)  WS1624便
出発: 15:45  カナダ/カルガリー空港
到着: 17:44  アメリカ/ハリーリード空港

カルガリー行きのフライト

成田空港からカルガリー空港まで

日本からアメリカまでのフライトはWestJetという航空会社で統一しました。そのため、LCCではありますが1つまでの預け手荷物が無料となり、トランジットのカルガリー空港で一度預けた荷物を受け取る必要もありませんでした。ネット記事にてWestJetの航空券によっては受け取る必要がある時もあるようなので、トランジットの時間には余裕をもってフライトを決めたほうが良いかもしれません。

今回のフライトについては、基本的に出発時間や到着時間に大きなズレは発生せず、とてもスムーズに旅程を進めることができました。

カルガリー空港到着時のお出迎え

トランジットとなったカルガリー空港では到着したタイミングでカナダへ入国するレーンとアメリカ便へ乗り継ぎするレーンに分かれており特に複雑ではなくとても分かりやすくなっていました。そして、アメリカ便への乗り継ぎの時に再度の手荷物検査とアメリカへの入国審査が行われます。

このアメリカへの入国審査では上述していたMPCを利用するレーンを利用することができたのですが、今回の旅程ではXIMIXメンバー6人で実施かつ全員がESTAを登録済みではなかったこともあり、通常の入国審査のレーンに並んで全員一緒に入国審査を受けました。

これでアメリカの入国審査を受けて無事乗継便を待つだけとなった時に、次の乗継便の出発時間まで2時間半以上空いている状態でした。カルガリー空港はほぼWestJetだけが使っている空港のようで、手荷物検査や入国審査待ちの人数によってこの乗継便までの時間は余裕が持てるかもしれないという所感となります。

ここまでお読みになられて違和感を感じた方、その違和感の正体は上記のどこにもeTAの話が出てきていないことではありませんか?私もトランジットの際の手続きを進めていた時に、どこにeTAが関連しているのだろうと感じていたのですが、結局のところカナダ経由でラスベガスへ来ることができています。eTAが上記の手続きの中のどこかで威力を発揮していたことを願うしかない状況になっています。

カルガリー空港からハリー・リード空港まで

カルガリー空港からラスベガスのハリー・リード空港までは時差1時間を含めての約3時間のフライトとなっていました。このフライトはとても順調に進んだようで約30分到着が早くなりました。フライトの時間が短縮されたことにより余裕をもってホテルまで進むことができたのだと思っています。

LasVegas到着

入国審査もカルガリー空港で済ませていたこともあり、ハリー・リード空港では特に手続きをすることもなかったのですが、旅行の一番の懸念点とも考えられるキャリーケースのピックアップについては、XIMIXメンバー全員がロストバゲージすることなくすべての手荷物が手元にある状態でGoogle Cloud Nextへ臨むことができています。

ついでにはなりますが、Google Cloud Nextでは会場に入るためのバッジが必要になりますが、ハリー・リード空港でこのバッジをピックアップすることが可能になっていました。このバッジをピックアップしたのちに滞在先のホテルへUberで移動しました。

これにて移動編は終了となります!

滞在先のエクスカリバーホテル

まとめ・感想

カナダ経由でアメリカへ渡航する場合には、必須の手続きとしてeTAとESTAがありどちらも余裕をもって実施しておくことが大事です。日本からカナダを経由してアメリカへ渡航する際の工程の中にeTAがなかったとしても、どこで手続きが止まるかは旅行者には判断ができません。そしてカルガリー空港はトランジット目的で利用されることもあることから、このカルガリー空港のトランジットの仕組みはうまくできていて、すべての作業はスムーズに進んでいたと思います。ただし、今の時期が繁忙期ではない場合もあるため、今回のブログは1つの成功例だったという可能性もあることに留意してください。

最後に、成田空港からカルガリー空港までのフライトで出た機内食のメインであるチキンのクリーム煮とライスは熱々でとてもおいしかったことを記して終わりとさせていただきます。

機内食

ここまでお読みいただきありがとうございました!

参考

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執筆者紹介

Yudai Imai
Yudai Imai
入社してから継続してGoogle Cloudのデータエンジニアとして案件に参画。目標はブログ記事を年間20件執筆すること。

[Google Cloud Next '25 Las Vegas] 番外編 Next参加のためカナダ経由でラスベガス渡航チャレンジ

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