【入門編】BigQueryとは?できること・メリットを初心者向けにわかりやすく解説

 2025,04,21 2025.10.29

データ活用時代の「答え」。BigQueryとは?

「データドリブン経営」「DX推進」が企業の持続的成長に不可欠な現代、膨大かつ多様なデータをいかに迅速に分析し、ビジネスの意思決定に活かすかが、競合優位性を確立する鍵となっています。

しかし、多くの企業が「データ処理基盤の構築・運用コストが高い」「データ量が多すぎて分析に時間がかかる」「社内にデータが散在し、統合的に分析できない」といった深刻な課題に直面しています。

こうした課題を根本から解決するソリューションとして、Google Cloud の「BigQuery(ビッグクエリ)」が世界中の企業で利用されています。

BigQueryとは、Google Cloud が提供するフルマネージド型のデータウェアハウス(DWH)サービスです。

データウェアハウス(DWH)とは、社内の様々なシステム(販売管理、顧客管理、Webサイトのログなど)から集めた大量のデータを、分析しやすい形で整理・保管しておくための「分析専用のデータ保管庫」を指します。

BigQueryは、このDWHをクラウド上で提供するサービスであり、Googleの圧倒的なインフラ技術を基盤としています。

最大の特徴は、数テラバイト(TB)、さらにはペタバイト(PB)といった膨大なデータに対しても、まるで手元のExcelファイルを集計するかのような速さ(数秒〜数十秒)で分析処理(クエリ実行)を完了できる点です。

従来は多大なコストと高度な専門知識が必要だった大規模データ分析基盤の構築・運用というハードルを劇的に下げ、あらゆる企業が手軽に、かつ高度なデータ分析を始められるようにします。

本記事では、「BigQueryとは何か?」という基本的な問いに答えながら、その明確なメリット、具体的な活用例、料金体系、そして導入・運用時の注意点まで、企業のDX推進を担当される方にも分かりやすく、網羅的に解説します。この記事を読めば、BigQueryがなぜ選ばれるのか、そして自社のビジネスにどう活かせるのかが明確になるはずです。

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BigQueryが選ばれる理由(主なメリット)

なぜBigQueryは、これほど多くの企業に支持されているのでしょうか。その導入メリットは、従来のDWHが抱えていた課題を解決する点にあります。

①圧倒的な処理速度による「分析サイクルの高速化」

BigQuery最大のメリットは、その驚異的な処理速度です。

従来の分析基盤では、大量のデータを扱う分析クエリの実行に数分〜数時間かかることも珍しくありませんでした。これでは、分析担当者が「待ち時間」に縛られ、試行錯誤が妨げられてしまいます。

BigQueryは、後述する独自のアーキテクチャにより、この待ち時間を劇的に短縮します。数億行、数十テラバイトのデータに対しても、複雑な集計が数十秒で完了することも珍しくありません。分析の試行錯誤をストレスなく高速で繰り返せるため、インサイト(新たな知見)発見までのサイクルが加速し、ビジネスのスピード向上に直結します。

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②サーバーレスによる「運用負荷の解消」

BigQueryは「サーバーレス」アーキテクチャを採用しています。

従来のオンプレミス型DWHや、一部のクラウドDWHでは、サーバーの購入・設定、パフォーマンス監視、OSのアップデート、障害対応、容量拡張といったインフラ管理(いわゆる「お守り」)に、多くの人的コストと時間が必要でした。

BigQueryは、これらのインフラ管理が一切不要です。利用者はインフラの存在を一切意識することなく、本来の目的である「データの分析と活用」そのものにリソースを集中できます。これは、IT部門の負担を大幅に軽減するだけでなく、ビジネス部門が自らデータを活用する「データの民主化」を推進する上でも非常に大きなメリットです。

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③自動拡張による「ビジネス成長への追従性」

データ量は、ビジネスの成長と共に爆発的に増加し続けます。従来のDWHでは、データ量や分析ユーザーの増加に伴い、パフォーマンスが劣化したり、リソースの拡張作業(サイジング)に悩まされたりすることが一般的でした。

BigQueryは、データ量やクエリの負荷に応じて、バックグラウンドで必要なリソースを瞬時に自動で拡張(オートスケール)します。利用者はパフォーマンスの劣化や容量不足を心配する必要がありません。

まずはスモールスタートで始め、ビジネスの成長やデータ活用の成熟度に合わせてシームレスに拡張していける高いスケーラビリティは、先行きが不透明な現代において強力な武器となります。

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BigQueryで実現できること(代表的な活用例)

BigQueryを導入することで、具体的にどのようなことが可能になるのでしょうか。企業のデータ活用における代表的な例をご紹介します。

①全社データ基盤(DWH)の構築による意思決定の迅速化

社内に点在する販売管理、顧客管理(CRM)、生産管理、会計システム、WebサーバーログなどのあらゆるデータをBigQueryに集約します。これにより、部門を横断した統合的な分析が可能になります。

例えば、「どの広告経由の顧客が、どの製品を購入し、その後のサポートコストはいくらか」といった分析が容易になります。経営層は常に最新のデータに基づいた迅速な意思決定を行えるようになり、信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)の確立は、データドリブン経営の第一歩です。

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②GA4(Google Analytics 4)連携によるWeb・アプリ行動分析の深化

BigQueryの活用例として、最も利用されているのがGA4との連携です。GA4のアクセスログ生データ(イベントデータ)は、BigQueryへ無料でエクスポートできます

(※データのエクスポート自体は無料ですが、BigQueryでのデータ保存・分析には料金が発生します)

GA4の標準レポート画面では、データのサンプリング(一部データでの推計)が発生したり、分析軸の組み合わせに制限があったりします。

BigQueryと連携することで、これらの制約がなくなり、より深く、自由なユーザー行動分析が可能になります。

  • 全データ分析: サンプリングされていない完全な生データで分析可能。

  • CRMデータとの突合: BigQuery上でGA4の行動ログと、自社の顧客データ(CRM)を突合。「どの広告から流入したユーザーが、後にLTV(顧客生涯価値)の高い優良顧客になったか」といった、Web上の行動とビジネス成果を結びつける高度な分析が実現します。

  • 詳細なユーザー行動分析: 特定の顧客セグメントの詳細な行動経路分析、複雑な条件でのファネル分析(離脱分析)など、標準レポートでは不可能な分析が行えます。

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③マーケティング施策の高度化とROIの可視化

各種広告データ(Google広告、SNS広告など)、CRMデータ、POS(販売時点情報)データなどをBigQueryに統合し、顧客の解像度を飛躍的に高めることができます。

「LTVに基づく顧客セグメンテーション」「キャンペーン効果の正確な測定(アトリビューション分析)」「広告費用対効果の最大化」などを通じて、勘や経験に頼らないデータに基づいたマーケティング戦略の立案・実行を支援します。

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④BIツール連携による経営状況のリアルタイム可視化

BigQueryで集計・分析した結果を、GoogleのLooker Studio(旧データポータル)をはじめ、TableauやPower BIといった各種BIツールとシームレスに連携できます。

これにより、売上やKPIの進捗といった経営状況をリアルタイムで可視化する「経営ダッシュボード」を構築できます。関係者全員が常に同じ最新データを見て議論できる環境は、組織全体のデータリテラシー向上にも繋がります。

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⑤SQLだけで実現する機械学習(BigQuery ML)

通常、機械学習(ML)モデルの構築・実行には、Pythonなどのプログラミング言語や、データサイエンティストの高度な専門知識が必要でした。

BigQueryには「BigQuery ML」という画期的な機能が備わっており、使い慣れたSQLだけで機械学習モデルを直接作成・実行できます。

例えば、過去の購買データから「将来の売上を予測」したり、顧客データから「解約(チャーン)の可能性が高い顧客を予測」したりといった分析が、データ分析者やエンジニアの手で迅速に行えます。データ分析の領域を大きく広げ、未来を見据えたプロアクティブな施策を可能にします。

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なぜ速い?BigQueryを支える技術の仕組み

BigQueryの驚異的なパフォーマンスは、従来のデータベースとは全く異なる、Googleが長年培ってきた複数の技術によって実現されています。ここでは、その中核となる3つの要素を簡単にご紹介します。

①カラムナストレージ(列指向ストレージ)

一般的なデータベース(Excelやスプレッドシートを想像してください)は、「行単位」でデータを保存します(行指向)。

一方、BigQueryは「列単位」(カラム)でデータを保存します(列指向)。

データ分析では、「全顧客の、特定の商品の売上合計」のように、テーブル全体のうち特定の列だけを使うことがほとんどです。列指向ストレージは、分析に必要な列のデータだけを効率的に読み込むため、不要なデータの読み込みを最小限に抑え、処理時間を大幅に短縮します。

②サーバーレスアーキテクチャ(Dremel)

BigQueryの処理エンジン(通称: Dremel)は、利用者がサーバーの存在を意識する必要がないアーキテクチャです。

利用者がクエリを実行するリクエストを送ると、その処理に必要十分な数千台規模のサーバーリソースが瞬時に自動で割り当てられ、並列処理を行います。そして、処理が終わるとそれらのリソースはすぐに解放されます。

これにより、利用者は常に最適なリソースで処理を実行でき、インフラの管理も不要になります。

③分散処理技術

一つの巨大なクエリ(分析命令)は、内部で多数の小さなタスクに分割されます。これらのタスクが、上記で割り当てられた膨大な数のサーバー(ワーカー)で一斉に並列処理されます。この大規模な分散処理技術により、巨大なデータに対する複雑な処理も、極めて短時間で完了させることが可能です。

BigQueryの料金体系

BigQueryは非常に強力ですが、料金体系は「使った分だけ支払う」従量課金制が基本で、スモールスタートしやすいのが特徴です。料金は主に以下の2つで構成されます。

①ストレージ料金

BigQuery内に保存しているデータ量に応じて発生する料金です。

  • アクティブストレージ: 過去90日間に変更または参照されたデータ。

  • 長期ストレージ: 90日間アクセスがないデータは自動的に「長期保存料金」が適用され、料金がアクティブストレージの約半額になります。データは保存し続けるだけで自動的にコストが最適化されます。

②分析料金

クエリを実行して処理(スキャン)したデータ量に応じて発生する料金です。この分析料金には、利用形態に合わせて選べる2つの主要なモデルがあります。

①オンデマンド料金

クエリが処理したデータ量(TB単位)に基づいて課金される、純粋な従量課金モデルです。

  • メリット: クエリを実行しない限り料金は発生せず、手軽に始められます。

  • 適しているケース: 利用頻度が低い、または分析負荷の予測が難しい場合に適しています。

  • 注意点: 後述する「高額請求リスク」に注意が必要です。

②エディション(容量ベース料金)

2023年に登場した新しい料金モデルです。「スロット」と呼ばれる処理能力(コンピューティングリソース)を予約購入する、定額制に近い考え方です。

  • プラン: Standard、Enterprise、Enterprise Plus の3つのエディションがあり、機能やSLA(サービス品質保証)が異なります。

  • メリット: クエリをどれだけ実行しても追加の分析料金は発生せず、予算を固定化できます。利用量が多い場合、多くの場合オンデマンド料金よりもコスト効率が良くなります。

  • 適しているケース: 利用量が多い、分析負荷が安定している、または予算を厳格に管理したい大企業に適しています。

【XIMIXの知見】

どちらのモデルが最適かは、お客様のデータ量、分析頻度、予算管理ポリシーによって異なります。XIMIXでは、お客様の利用状況を詳細に分析し、オンデマンドとエディションのコストシミュレーションを行った上で、最適な料金モデルの選定をご支援します。

③無料枠

毎月一定量(アクティブストレージ10GB、クエリ処理1TB)までの無料枠が用意されています。まずはこの無料枠を活用し、その驚異的なスピードと使い勝手を試してみることをお勧めします。

関連記事:
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Google Cloud 料金計算ツールの使い方 - Pricing Calculatorでコストを簡単見積もり!

参考:
BigQuery の料金
BigQuery エディションの概要

BigQuery導入・利用時の注意点

多くのメリットがある一方で、BigQueryを効果的に、かつ安全に活用するためには、いくつか知っておくべき注意点があります。

①意図せぬ高額請求のリスク管理

特にオンデマンド料金モデルの場合、巨大なテーブルに対して無防備なクエリを実行すると、処理データ量(スキャン量)が膨大になり、意図せず料金が高額になる可能性があります。

対策:

  • SELECT * を避ける: SELECT *(全列取得)は避け、分析に必要な列だけを明示的に指定します。これはカラムナストレージの利点を活かす上でも基本です。

  • パーティション分割の活用: 日付などでテーブルを分割(パーティショニング)し、クエリ実行時にスキャンする範囲を限定します。

  • コスト上限の設定: Google Cloudプロジェクトやユーザー単位で、1日あたりのクエリ実行コストの上限を設定できます。

  • クエリ実行前のスキャン量確認: クエリエディタは、実行前にそのクエリがどれくらいのデータ量をスキャンするかを予測表示します。この数値を必ず確認する癖をつけることが重要です。

関連記事:
「クラウド破産」とは?原因と対策、Google Cloudでのコスト最適化を解説

②SQLの知識が前提となる

BigQueryの操作は、基本的に標準SQL(データベースを操作するための言語)で行います。BIツールと連携すれば非エンジニアでも利用可能ですが、そのポテンシャルを最大限に引き出し、自由な分析を行うには、ある程度のSQLスキルが求められます。

③周辺サービスとの連携設計(ETL/ELT)

BigQueryはあくまで「分析用のデータ保管庫(DWH)」です。様々なデータソース(Salesforce、基幹システムなど)からデータを収集・加工してBigQueryに投入する「ETL/ELT」と呼ばれる処理や、分析結果を可視化するBIツールの活用が不可欠です。

BigQuery単体ではなく、DataflowやCloud Functionsといった他のGoogle Cloudサービスと組み合わせた「データ分析基盤」全体として、どうデータフローを設計するかがプロジェクトの成否を分けます。

他のデータウェアハウス(DWH)との違い

DWHサービスには、Amazon RedshiftやSnowflakeといった強力な競合も存在します。その中でBigQueryが持つ際立った特徴は以下の通りです。

比較観点 BigQuery (Google Cloud) Amazon Redshift (AWS) Snowflake
アーキテクチャ 完全なサーバーレス クラスターベース(※Serverless版あり) マルチクラスター
インフラ管理 一切不要 クラスターのサイズ管理・チューニングが必要(ノードの追加/削除など) 仮想ウェアハウス(コンピューティング)のサイズ管理が必要
スケーリング 完全自動
(クエリ毎に瞬時に拡張)
手動または自動(Concurrency Scaling) 仮想ウェアハウスの起動・サイズ変更で対応
Google連携 GA4, Google広告等と最強の親和性 限定的 限定的
機械学習 BigQuery ML
(SQLで実行可)
Redshift ML Snowpark (Python/Java/Scala)

BigQueryの最大の優位性は、インフラ管理が一切不要な「真のサーバーレス」である点です。これにより、運用コストを最小限に抑え、分析業務に集中できます。

また、GA4、Google広告、Google Workspaceなど、他のGoogleサービスとのデータ連携が非常にスムーズであるため、Googleのエコシステムを中心にデータ活用を進める企業にとっては、疑いなく最適な選択肢と言えるでしょう。

BigQueryを始めるための基本ステップ

BigQueryは、以下のシンプルなステップで利用を開始できます。

①Google Cloudプロジェクトの準備

まだGoogle Cloudアカウントがない場合は作成し、BigQueryを利用するための「プロジェクト」を作成または選択します。プロジェクトは、リソース管理や課金の単位となります。

関連記事:
Google Cloudの「プロジェクト」とは? 利用の基礎となる管理単位を理解しよう

②データセットの作成

テーブル(データの表)を格納するための入れ物である「データセット」を作成します。この際、データを保存するロケーション(例:東京、大阪)を指定します。

③データのロード

分析したいデータをBigQueryに投入(ロード)します。PC上のCSVファイルやJSONファイルを直接アップロードしたり、Google Cloud Storage経由で一括ロードしたり、他のサービスからストリーミング連携したりと、多様な方法が用意されています。

④SQLクエリの実行

Google Cloudの管理コンソール(Web画面)に組み込まれた高機能なクエリエディタでSQLを記述し、ロードしたデータに対して分析クエリを実行します。分析結果はすぐに画面上に表示され、CSVやGoogleスプレッドシートとしてエクスポートすることも可能です。

BigQueryの導入・活用は専門家の支援でさらに加速

BigQueryはデータ活用の民主化を大きく前進させる強力なツールです。しかし、「どのデータをどう連携させれば良いか」「分析に適したテーブル構造(データモデリング)がわからない」「コストを最適化しながら全社展開したい」など、そのポテンシャルを100%引き出すには、専門的な知見が必要な場面も少なくありません。

私たちXIMIXは、Google Cloudのプレミアパートナーとして、BigQueryを活用したデータ分析基盤の構築から運用、活用までを一貫して支援しています。

  • 導入コンサルティング: お客様のビジネス課題を深くヒアリングし、データ活用のロードマップ策定から最適なアーキテクチャ設計までをご提案します。

  • データ連携・基盤構築支援: 様々なデータソースからのETL/ELT処理の開発や、コスト効率とパフォーマンスを両立するデータモデルの設計を、豊富な実績に基づき支援します。

  • 分析・可視化支援: お客様の課題解決に直結するデータ分析や、Looker Studioによるダッシュボードの構築をお手伝いします。

  • コスト最適化・運用支援: 利用状況を継続的に分析し、エディションの選定やクエリチューニングを通じて、継続的なコスト最適化と安定運用を実現します。

BigQueryの導入や既存のデータ基盤に関するお悩みがあれば、豊富な実績を持つXIMIXにぜひご相談ください。

XIMIXのGoogle Workspace 導入支援についてはこちらをご覧ください。
XIMIXのGoogle Cloud 導入支援についてはこちらをご覧ください。

まとめ

本記事では、Google Cloudの強力なデータウェアハウスサービス「BigQuery」について、その基本概念から具体的なメリット、活用例、料金、そして専門家視点での注意点までを網羅的に解説しました。

BigQueryは、

  • 圧倒的な処理速度

  • インフラ管理不要の「サーバーレス」の手軽さ

  • ビジネス成長に追従する「自動スケーラビリティ」

これらを武器に、企業のデータ分析におけるあらゆるハードルを劇的に下げ、データに基づいた迅速な意思決定(データドリブン経営)を強力に推進します。

Web分析やマーケティング施策の高度化から、全社的な経営分析、さらにはSQLによる機械学習(未来予測)まで、その活用範囲はアイデア次第で無限に広がります。

まずは無料枠を活用して、その驚異的なスピードと手軽さを体感してみてはいかがでしょうか。BigQueryを使いこなすことが、貴社のデジタルトランスフォーメーションを成功に導く、大きな一歩となるはずです。


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