はじめに
先日 無事に合格することができました、Professional Chrome OS Administratorについて、備忘を兼ねて、記事にしたいと思います。
受験のきっかけ
1年ほど前から、Google Workspaceの案件に従事することになりました。それまでは、Google Cloudをメインに担当しており、管理コンソールは、組織構成・グループ程度しか触れる機会がありませんでした。
ただ、Google Workspaceを担当することになり、管理コンソールの詳細な機能に触れることが増え、その中で管理される Chrome OSにも興味を持ち、学習することにしました。
Professional Chrome OS Administratorとは
公式によると、Google 管理コンソールに関連するインフラストラクチャやサービスの設定、導入、メンテナンス、トラブルシューティング、セキュリティ対策、管理などを実施できることの証とする認定資格 と記されております。
- Google 管理コンソールでの各種アクションの実行
- ChromeOS の各種ポリシーの設定
- ID 管理プロセスおよびソリューションの設定、管理、メンテナンス
- ChromeOS の基本概念の理解
試験概要
試験は、その他のGoogle Cloud試験同様に、オンサイトまたは遠隔監視型の試験として受験することができます。申込時はChromeOS 認定資格プログラム用に、新しくアカウントの作成が必要です。
- 試験時間:2時間
- 受験費用:2025年1月末まで無料 (受験費用 125ドルを Google が負担)
- 試験形式:単一または複数選択肢への回答
- 他の記事・ブログを見ていると、以前はコンソールの実技が合ったようですが、現在はなくなっているようです。
現在は無料で受けることが可能ですが、不合格時の再受験ポリシーはその他のGoogle Cloud同様なため、ある程度学習して臨む必要があります。
学習方法
学習方法としては、以下3つで進めました。
- Youtubeで大枠を理解する
- 試験ガイドから各用語を理解する
- 管理コンソールで確認する
①Youtubeで大枠を理解する
まずは、関連 Youtube(Chrome Enterprise "How To" Demo Videos)を視聴しました。動画は英語ですが、日本語字幕でも問題なく、短くまとまっており、初期の理解には良いと感じました。
②試験ガイドから用語を理解する
どの認定試験とも共通しますが、試験ガイドを把握しておくことは重要です。基本的に、試験ガイドに沿った内容が出題されるためです。受験後に改めて見返すと、この通りの内容から出題されているなと実感しました。
試験の出題傾向としては、ユースケースに応じた対応として、正しいかを問う問題が多かったという印象です。そのため、各機能がどのような際に、利用されるものなのかを理解しておくようにしましょう。
特に、重要だと感じた用語は、以下です。
それらは、どのようなユースケースで利用するかをしっかり理解しておくようにしましょう。
③管理コンソールで確認する
冒頭の試験概要で述べましたが、実技はありません。ただ、各機能が管理コンソールのどこで動作するかは、認識しておいたほうがいいです。そこまで多くはなかった印象ですが、選択肢の中には、管理コンソールの画面遷移が文中に問われる問題がありました。
そのため、余裕があれば、試験ガイドを確認する際に、操作手順を管理コンソールで確認しておくことをおすすめします。
まとめ
Chrome OS特有の名称について当初は慣れなかったですが、この試験前に、Professional Google Workspace を取得していたため、比較的取り組みやすかった印象です。
本学習を通じて、Chrome OSは、導入・メンテナンスといった運用面で非常に考えられたOSということが実感できました。今後は、更にChrome OSを実機で触れてみて、Chrome OSの良さを体感していきたいです。本内容が、Professional ChromeOS Administratorの認定に少しでも役に立てば、幸いです。
Google Cloud、Google Workspace に関するご相談はXIMIXへ!
Google Cloud、Google Workspaceに関する お問い合わせはこちら
- カテゴリ:
- Google Workspace