はじめに
日本情報通信の金子です。
今回は、2025年1月後半のGoogle Workspace アップデートまとめを紹介します。
Google Workspaceは頻繁にアップデートされますがすべての変更点を追うのは大変です。
そこで、ユーザー向けの機能を中心にアップデート情報をまとめました。
アップデート情報
リリース週 | サービス | タイトル |
1月13日
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Gemini for Workspace
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1月13日
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Gemini for Workspace | |
1月13日
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Classroom | |
1月13日
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Classroom
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1月20日
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ドライブ
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1月20日
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Gmail
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1月27日
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管理コンソール
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1月27日
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スプレッドシート
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1月27日
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Meet ハードウェア
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1月27日
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Meet ハードウェア
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1月27日
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Meet ハードウェア
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1月27日
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Gemini for Google Workspace
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1月27日
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Chrome
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最先端のGoogle AIがGoogle WorkspaceのBusinessプランとEnterpriseプランに登場する
詳細:The best of Google AI, now included in Workspace Business and Enterprise plans
Google WorkspaceのBusinessおよびEnterpriseプランにGoogle AIの機能が統合されました。これにより、Gmailでのメール作成支援、Docsでの文書作成や要約、Meetでの議事録作成、Driveでのファイル整理、Sheetsでの表作成やSlidesでの画像生成などが可能になります。
また、Gemini AdvancedやNotebookLM Plusといった高度なAI機能も利用できます。
Google ClassroomのGeminiを使用し語彙リストが作成可能になる
詳細:Generate vocabulary lists using Gemini in Google Classroom
Google ClassroomのGeminiを使用し作成した語彙リストは教師の時間の節約並びに魅力的な学習体験を創出、創造力を刺激するための新しい方法です。教師はGoogle ClassroomのGeminiを使用することで特定の学年やトピックに合った単語リストが作成できます。このリストには、単語の文法分類、明確な定義、関連する例文が含まれています。
Google Classroomで解読可能な本の「つづり」と「発音」の間にある規則性に基づくパフォーマンス分析が可能になる
詳細:See phonics-based performance insights for decodable books in Google Classroom
Google Classroomに解読可能な英語の本の「つづり」と「発音」の間にある規則性に基づたパフォーマンス分析機能が追加されました。これにより、教師は生徒またはクラスの個々の音韻スキルに関する詳細なパフォーマンス データや、練習が必要な単語を確認できるようになりました。
また、このアップデートにより現在の分析ダッシュボードのエクスペリエンスが向上します。
Google Classroomで「全員採点」機能が利用可能になる
詳細:Introducing the ability to ‘grade all’ in Google Classroom
Google Classroom の採点システムのオプションを改善し一括で採点できるようにするため、「全員採点」機能が導入されます。この新機能により、教師は「全員採点」を選択することで、評定表ページですべての学生の課題を迅速かつ効率的に評定することができます。
また、既存の評点を上書きし、評定後に自動的に学生に評点を返すこともできます。
Google Driveのファイルを事前に選択するための新しいファイルピッカーメソッドがリリースされる
詳細:New file picker method for pre-selecting Google Drive files coming soon
アプリケーション開発者はユーザーに対してアプリケーションがアクセスしようとしている特定のファイル IDにあらかじめ移動したピッカーを表示できるようになります。これにより、ユーザーは特定のドライブファイルにアプリケーションへのアクセスを許可するのがより迅速かつ容易になります。この機能は 2025 年 1 月 20 日より全面展開され、すべての Google Workspace カスタマーと Workspace 個人登録ユーザーが利用できるようになります。
Gmailモバイルアプリからイベント概要カードが見やすくなる
詳細:Google Workspace Updates Weekly Recap - January 24, 2025
Google カレンダーのイベント概要カードが改善されることにより、関連する予定情報をGmailで直接簡単に見つけられるようになります。レストランの予約や歯医者の予約など、予定に関連するメールを受信すると、メールの内容の上に更新されたカードが表示されます。
このカードにはメールの最新の予定情報が要約されており、カレンダーへの予定の追加や場所までの道順の取得、会場に電話をかけたりするなど、予定の操作をすばやく完了できます。
新しいログイベント「アクセス評価」が導入される
詳細:Better understand app access with the new Access Evaluation log event
「アクセス評価」ログイベントは、管理者がセキュリティポリシーとユーザーのOAuthアプリアクセスとの関連性を詳細に把握する機能です。API制御、エンドポイント管理、ドメイン全体の委任など、多岐にわたる設定とポリシーが対象です。ログは、適用されたポリシー、アクセス日時、理由を記録し、管理者はこの情報を基にセキュリティポリシーを精査し、Workspaceデータの安全な共有を確保できます。
GoogleスプレッドシートでGeminiを使用しグラフや分析情報の生成が可能になる
詳細:Generate charts and valuable insights using Gemini in Google Sheets
スプレッドシートのGeminiでさまざまなシナリオに対応するアクションの実行や質問に回答できるようになります。具体的には、データについてGeminiに質問すると、コンテキストの傾向、パターン、データ内のさまざまな変数間の相関関係など、貴重な洞察が得られます。
また、Gemini はデータに基づいてグラフを生成し、スプレッドシートのセルに静的画像として挿入できます。
GoogleMeetハードウェアのデジタルサイネージをカスタマイズするためのオプションが利用可能になる
詳細:More options now available to customize digital signage on your Google Meet hardware
ComeenやStratosMediaのデジタルサイネージコンテンツをGoogle Meetのハードウェアデバイスで利用可能になります。多くのユーザーが組織内の一般的なデジタルサイネージのニーズにこれらのツールを使用していますが、このアップデートにより、Google Meetのハードウェアフリート全体でスクリーンセーバーとしてコンテンツを活用できるようになります。
LogitechAndroidデバイスでGoogleMeetからWebexやZoomの通話に参加可能になる
詳細:Logitech Android devices for Google Meet can now join Webex and Zoom calls
Google Meet向けLogitech AndroidベースのハードウェアデバイスでのCisco WebexとZoomのサポートが追加されます。これには、Logitech Rally Bar、Rally Bar Mini、Rally Bar Huddle アプライアンスが含まれます。これらのGoogle Meetハードウェアデバイスには、Cisco WebexおよびZoomの通話に直接参加できる機能が組み込まれており、ユーザーは社外のより多くの顧客やパートナーと共同作業を行うことができます。
GoogleMeetハードウェアとZoom Roomsとの通話間でレイアウト選択が可能になる
詳細:Layout selection now available between Google Meet hardware and Zoom Rooms calls
Google Meet デバイスと Zoom Rooms 間の相互運用性サポートを拡張したことにより、会議レイアウトの変更がサポートされます。これにより、会議中に集中力と関与を高めるのに最適なレイアウトを柔軟に選択できるようになります。
Workspaceアプリのサイドパネルで使用するGeminiが作成する画像に7つの言語が追加でサポートされる
詳細:Use Gemini in the side panel of Workspace apps to generate images in seven additional languages
WorkspaceアプリのサイドパネルでGeminiが使用できる言語に7言語が追加されたことに続き、画像生成についても以下の言語がサポートされました。
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- ポルトガル語
- スペイン語
組織に合わせてChromeウェブストアのカスタマイズが可能になる
詳細:Curate and customize the Chrome Web Store for your organization
管理者は、次のようないくつかの新しいオプションを使用して、ユーザー向けのChromeウェブストアエクスペリエンスをカスタマイズできるようになりました。
- ブランディングとカスタム メッセージング:会社のロゴ、カスタム ウェルカム バナー、お知らせバナーを追加
- 厳選されたコレクション:推奨拡張機能や非公開拡張機能など、ユーザー向けの特定の拡張機能を整理。また、IT管理者によって許可リストに登録されたすべての項目を表示する新しい拡張機能コレクションを導入
- カテゴリ コントロール:特定の拡張機能カテゴリを非表示にしユーザーのブラウジングエクスペリエンスを効率化
さらに、Chrome ウェブストアの検索エクスペリエンスも強化されました。検索結果では、エンドユーザーはブロックされたアイテムのタグをすぐに確認でき、「非公開アイテム」フィルターなどのより高度なフィルタリングを活用できます。
まとめ
Google Workspace 公式の最新アップデート情報は、以下から確認できます。
https://workspaceupdates.googleblog.com/
今回ピックアップしたアップデートの詳細や、過去のアップデート情報もぜひチェックしてみてください。
次回のアップデートまとめもお楽しみに!
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