CI部の北脇です。
今回は、クエリストリングを利用してLooker StudioにURLパラメータを渡す方法について解説します。
この方法を使えば、初期表示時のフィルタとして活用することができます。
さらに、BigQueryのカスタムクエリにURLパラメータの値を渡し、クエリの結果を取得することも可能です。
Looker Studioで参照するためのテーブルをBigQueryに作成しましょう。
今回は、"users"という名のテーブルを作成します。
このテーブルには、'id'、'name'、'age'というカラムが含まれています。
次に、Looker Studioで新たに作成したBigQueryのテーブルを参照するためのカスタムクエリを作成します。
カスタムクエリ内には、パラメータを追記します。
今回は、「@param_id」というパラメータを追加し、それを使って'id'による絞り込みを行います。
カスタムクエリの作成が完了したら「追加」ボタンをクリックし、Looker Studioで利用できるように設定します。
その後、「データ」タブから'id'、'name'、'age'を選択し、Looker Studioの表として表示します。
次にパラメータの'param_id'をLooker Studio上に表示します。
試しにparam_id上に「id1」を入力して絞り込みが実行されるか確認してみましょう。
BigQueryからid1に一致するレコードが表示されることを確認できました。
次に、Looker Studioのメニューから「リソース」を選択し、「レポートのURLパラメータの管理」をクリックします。
選択すると新しいウィンドウが開き、先ほど追加したパラメータが表示されるはずです。
この画面で「レポートのURLでの変更を許可する」のチェックボックスにチェックを入れてください。
これでクエリストリングからURLパラメータを渡す準備ができました。
クエリストリングの設定では"params"を指定します。
具体的には、下記のような形式となりますhttps://{表示対象のLooker StudioのURL}?params={"ds2.param_id": "id1"}
ここで、"params"にはJSON形式で値を指定します。
JSONのプロパティには、「レポートのURLパラメータの管理」で表示されたウィンドウから「名前」列に表示されているパラメータを指定します。
今回の例では、"param_id"に対応する値は"ds2.param_id"となります。
このクエリストリングを指定して、ブラウザから該当のLooker Studioページへ実際にアクセスしてみましょう。
指定したパラメータがparam_idに渡され、BigQueryのクエリ結果が絞り込まれていることを確認できました!
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