NI+C大岡です。
今回は、Excel VBA(マクロ)をGoogleスプレッドシートのGoogle Apps Script(GAS)に変換できるアドオン「MacroConverter」について検証を行いました。
検証にあたり、以下の手順で変換を実施しました。
※画像はメッセージボックスを作成するマクロ変換を実施した際のものなります。
1.MacroConverterをインストールします。
インストール後、ドライブのサイドバーにMacro Converterのアイコンが追加されていることを確認します。
2.変換対象のファイルをGoogleドライブの任意のフォルダにアップロードします。
3.Macro Converterを起動後、「Add files and folders」を選択し、変換対象のExcelファイルを追加します。
4.「Generate report」をクリックし、レポートを生成後「View Report」からレポートを確認します。
ここで、API(VBA関数)の変換可否が確認できます。
※Supported exactlyが '1 file' となっており、すべてのマクロコードが、「追加の修正なしで自動変換できる」と判断されたことを意味します。
5.「Convert」をクリックし、変換を実行後「View results」をクリックします。
指定したフォルダの中にフォルダが生成され、テキストとスプレッドシートが作成されていることを確認します。
6.変換されたマクロの動作を確認します。
複数のマクロを用いて検証した結果、以下のことが分かりました。
変換が得意なマクロ
・単純な処理のマクロは、高い精度で移行が可能です。
・単純な集計・並べ替え: If文やループ処理を用いた基本的なロジック。
・書式設定・帳票作成: シートの作成、色塗り、罫線の設定など。
変換が困難、または改修が必要なマクロ
一方で、以下のケースでは手動での改修が必要になります。
・OS固有の処理: ファイルシステムへのアクセスなど、PCローカルの機能を利用するもの。
・外部ファイル出力: PDF出力など、保存先がクラウド(Google ドライブ)前提のコードに書き換える必要があります。
・VBA上の日本語: コード内に日本語が含まれている場合、文字化けが発生することがあります。
MacroConverterで生成されるレポートは非常に精度が高く、変換できない関数が詳細に表示されます。改修が必要な箇所にはコメントが付与されるため、移行作業の指針として非常に有用です。
検証の結果、MacroConverterは「単純なマクロを効率的に移行する」場合には非常に強力なツールであると感じました。ただし、OS固有の処理や複雑な外部連携を含む場合は、レポートを元にした事後のプログラム改修が前提となります。
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