皆さんこんには、XIMIXの佐々木です。
先日、部門内での研修があったのですが、その中でGoogle Vidsを使ってチーム紹介動画を作成するというアクティビティがありました。私はその時に初めてこのサービスを使ったのですが、先月にリリースされた新しいサービスということで、使ってみた正直な感想をこのブログにまとめていきたいと思います。
Google Vidsは先月(2024年11月)にGoogle Workspaceにリリースされたオンライン動画編集サービスです。Geminiのサポートによって経験不要かつ短時間で動画を作成することができます。
アクセスについては段階的にリリースされているとのことで、利用可能なアカウントについてはこちらをご覧ください。
公式サイトはこちら
見た目はGoogleスライドと似たような画面構成になっており、テキストや図形の挿入もスライドと同じような使い勝手です。私が普段からスライドを使っているということもありますが、Google Vidsに初めてアクセスしてから、もう10秒後には動画を作成し始めていました。
Googleサービスといえば共同編集できることが当たり前の風潮にありますが、もちろんGoogle Vidsも例外ではありません。冒頭に話した研修の際はカット割りやテロップ挿入、音楽/効果音の設定ごとに担当を分けて作業することによって、短時間で効率的に動画を完成させることができました。
Google Vidsはリリースされてから間もないサービスということもあり、2024年12月現在では動画テンプレートやGeminiの自動生成機能は英語しか対応していません。
自動生成機能はGoogle Vidsの目玉と言っても過言ではないかと思いますが、生成されるテキストは英語のみになっており、正直なところ日本人向けにはこの機能の実用性はまだ低いかなといった感想です。
※Workspace Labsというプログラムでは日本語対応バージョンを試すことができます
ビジネス面ではそこまで需要がないかなと思いますが、YouTubeのShort動画などを作りたいといった場合はGoogle Vidsでは対応できないので注意が必要です。
Google Vidsでは直接的なカット機能がないため、カットをする際は動画を分割して不要内部を削除し、残った部分を繋ぎ合わせるという作業が必要になります。
また、動画中のオーディオ波形表示がない点もこのカットがやりにくさに影響していると個人的に感じました。
上記を踏まえてGoogle Vidsの利用シーンは下記のようなものが挙げられると思います。
10分以内かつ高度な編集を必要としない動画であれば、Google Vidsが非常に適しています。
今回は正直な感想ということで話してきましたが、誰でも気軽に動画作成をすることができるという点においてGoogle Vidsは非常に魅力的なツールと言えるでしょう。特に、初めて動画編集に挑戦する方や、短時間で手軽に動画を作りたい方には是非使っていただければと思います。
私もGeminiによる自動生成機能の日本語対応や編集機能の充実に期待してその動向に注目したいと思います。