Google Cloud認定資格には有効期限があり、これまでは期限が来るたびに再試験を受ける必要がありました。
ところが最近、試験を受けずにコースやスキルバッジの受講で資格を更新できる「Continuing Education Renewal(継続教育による更新)」という仕組みが登場しました。
私はこのプログラムを使って PCA(Professional Cloud Architect)を更新してみました。この記事では、プログラムの概要と、実際にやってみて分かった「思ったより大変だった点」や「知っておくとお得な点」を、体験ベースで紹介します。
このブログは2026年7月10日時点の内容となります。時間の経過とともに正確な情報ではなくなる可能性があることご承知おきください。
ひとことで言うと、試験の代わりに指定のコース/スキルバッジを完了すれば、資格の有効期限を1年延ばせるプログラムです。公式のキャッチコピーも "Skip the Exam, Stay Certified"(試験はスキップ、認定は維持)となっています。(公式のラーニングパス入口:goo.gle/cer-partner)
ポイントを整理すると以下のような感じです。
私はPCA更新するためにチャレンジラボ形式のスキルバッジを2つ取得しました。数だけ聞くと「たった2つ?」と思うかもしれません。私も最初はそう思っていました。
取得したのは以下の2つです。
ちなみに、スキルバッジを取得すると以下のような感じでクルデンシャルに表示されます。
ここが正直な感想なのですが、チャレンジラボは"作業をなぞるだけ"では終わらない形式でした。
通常のラボのように「このコマンドをコピペして」といった丁寧な手順が用意されていないタスクが多くありました。要所要所で「〇〇を満たす構成にせよ」というゴールだけが提示され、そこから何をすべきかを自分で読み取って実装するタスクを渡されます。指示のニュアンスから「これはこういうことを求められているな」と汲み取る力が問われるわけです。
しかも前提知識も地味に要求されます。1つ目のラボではTerraform(IaC)の基礎が分かっていないと手が止まりますし、2つ目のラボではM2C(Migrate to Containers)まわりの知識が必要になる場面もありました。なので「2個だから半日で終わるだろう」と甘く見ず、まとまった時間と集中力を確保して臨むのがおすすめです。
チャレンジラボで手が止まったとき、私が実際に有効だと感じた対策は以下になります。
最後に、これから更新する人に向けて、押さえておくべきポイントを3つだけ。
学習を管理する Google Skills と認定を管理するCM Connect のメールアドレスが一致していないと、学習実績が認定に紐づかず更新されません。ここは1文字違うだけでも詰む落とし穴なので、始める前に必ず両者のメールを揃えてください。
(メール同期の手順:goo.gle/email-sync / データ共有の連携:goo.gle/cm-skills-link)
更新は失効の1年前から始められ、その期間内の学習がカウントされます。勉強がメインのコース系をこつこつと進めておくか、チャレンジラボをまとめて2つ取ってしまうかは人それぞれだと思いますので、ご自身の状況に合わせて取り組んでください。
2026年に失効を迎える資格には一時的な延長措置が設けられており、2026年8月31日までに必要な学習を完了する必要があります。完了しないと9月1日に「expired」へ戻ってしまうため、対象の方は早めの着手がおすすめです。
Continuing Education Renewalは、変化の速いGoogle Cloudの技術を試験対策ではなく"実践的な学習"を通じてアップデートしながら更新できるとても良い仕組みだと感じました。
チャレンジラボ自体は歯ごたえがありますが、ちゃんと手を動かして最新技術を身につけたという実感につながります。試験のプレッシャーなくしかも実務に効くスキルを保ち続けられるよく考えられた更新方法だと思います。
あと、PCAの更新のために取得した「Implement a Landing Zone and Observability」のチャレンジラボはPDEの更新プログラムの中にも含まれています。そのため、このチャレンジラボを取得することでPDEの方にもカウントされるかもしれないので、「1粒で2度おいしい」可能性があります。確実にそうであるとまでは言えないので自己責任で学習を進められてください。
期限が近い方は、まずアカウントのメール連携を確認して早めに動き出すのがおすすめです。私も次はPDEを頑張って取ってきます!
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