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Gemini EnterpriseでCloud Storageからの検索とGoogle検索を使いわけてみる

作成者: Kaito Terauchi|2025.12.19

このブログはTeam xG Advent Calendar 2025 20日目の記事になります。

こんにちは!D&A事業本部の寺内です。
NotebookLMみたいなRAGを使って信頼性のある回答を得たいけど、情報源として渡していないことについても知りたいと思うことってありませんか?Gemini Enterpriseならその両方を叶えることができるんです。
そこで今回は、Gemini
Enterpriseを使ってGoogle Cloud Storage上のPDFをもとにした内部ソース検索と、Google検索を使った最新の情報をもとにした二つの方法で回答を手に入れてみます! 

アプリの作成からデータストアの作成まで

アプリの作成については8日目の記事を参照していただければと思います。
この記事では、Cloud Storageをデータソースにする手順を説明します。

データストアの作成の部分でCloud Storageを選択します

インポートするデータの構造や同期の頻度を選択します

 

今回インポートするバケットの中身↓(Generative AI Leader の認定試験ガイドを格納してあります)

データストア名を入力します

以上です、これでGemini EnterpriseでのデータソースとしてCloud Storageを使えるようになりました!

実際に使ってみる

せっかくデータソースを用意したのでまずは内部ソースを検索してもらいましょう。

試験範囲の内容について聞いてみます

狙いどおり、Cloud Storageにアップロードしたファイルの内容をもとに生成されています!

では次に、Generative AI Leaderの勉強のために最新のGeminiの情報について調べてもらいましょう。

内部ソースを利用した検索だからか、Gemini1.5が最新のモデルだと生成されました。
しかし、2025年12月現在ではGemini3.0がリリースされています。
内部ソースには書かれていない最新の情報なのでGoogle検索をもとに生成してもらいましょう。

Google検索した情報をもとに最新の情報を生成してくれました!

まとめ

今回はGemini Enterpriseで内部ソースをもとにした回答と、Google検索をもとにした回答を使いわけてみました。間違ってほしくない重要な情報の検索は内部ソースを選択し、最新の情報の検索はGoogle検索を選択すると求めている回答を手に入れやすくなると感じました。

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